国際会計資格に興味があるんだけど、CSCAって初めて聞いた。
どんな国際会計資格なのか情報がなくて困ったな。
私は、USCMA(米国公認会計士)の資格を持っているのですが、これからCSCAを受けようと思っているので、説明しますね。
1.CSCAとは
CSCAは Certified in Strategy and Competitive Analysisの略称で、戦略・比較分析に関する知識を問う試験です。
USCMA(米国公認管理会計士)の資格試験を主催するIMA(Institute of Management Accountants)が提供する資格試験です。
2.CSCAの試験
(1)CSCAの試験概要は?
つぎに、CSCAの試験について見ていきます。
CSCAは3月と9月にうけることができます。
合格後の保有条件は以下の通りです。
- IMAの会員であること
- CMA(米国公認管理会計士)の資格に合格しているか、他の会計の有効な資格を持っていること。
- CSCAのプログラムに参加し、試験に合格すること
- IMAの倫理規定に沿っていること
(2)CSCAの試験内容は?
- Strategic Analysis (戦略分析に関する知識)25%
- Creating Competitive Advantage (競争優位性に関する知識)40%
- Strategy Implementation and Performance Evaluation (戦略の実行およびパフォーマンス評価に関する知識)35%
上記の三つとなっています。
(3)CSCAの試験の難易度は?難しい?
公式サイトに試験の準備に要する学習時間は40~75時間とあり、難易度はそこまで高くはないでしょう。
ただし、40~75時間というのは、すでにUSCMAを取得している人を対象に書いているので、英語力がある前提で書かれていると思われます。
(4)CSCAの試験の費用は?どのくらいかかる?
費用に関しては、社会人と学生で金額が異なります。社会人が受験する場合は、最低でも$724です。再受験の場合は割引があります。
For Professional Members:
CSCA Program Entry Fee: $75
CSCA Exam Registration: $300
IMA Strategy and Competitive Analysis Learning Series®: $349
For Student/Academic Members:
CSCA Program Entry Fee: $56.25
CSCA Exam Registration: $225
IMA Strategy and Competitive Analysis Learning Series®: $261.75
CSCAの活かし方
就活で差別化する
試験内容は、戦略や戦略の実装です。一般的なMBAやコンサルがもつ知識を凝縮させたようなイメージを持っていただくとよいかと思います。
日本では未だ知名度は高くはありませんが、知識があり、その知識が英語であることを説明すれば、外資系の面接等では十分アピールをすることは可能でしょう。
4.CSCAの勉強方法
現状では日本の予備校等では提供はされていません。
ただ、この試験の保有条件がUSCMAもしくはそれに相当する会計の資格を保有していることとあるので、USCMA、USCPAを持っている方なら予備校は必要ないでしょう。
しかし、試験にはそれなりにくせや特徴があります。一番のおすすめはこの試験を開催しているIMAの提供する対策パックを購入することです。そこでマルチプルチョイスやケーススタディなどを練習することができます。
実際に試験を受けてみた感想を聞くと、IMAの提供する対策パックではカバーされていない知識を問われることもあるので、常日頃から本を読む等をして幅広い戦略の知識を付けることをオススメします。
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