こんにちは!カナです。
今日は、最近読んだ「When the CEO is a brilliant jerk」という記事を少し深めたいと思います。
CEOが「Brilliant Jerk」の
CEOが「Brilliant Jerk」ってどういう人?
この記事で具体的に「Brilliant Jerk」というのを例として、Steve Jobs, Elon Musk, Elizabeth Holmes, Larry Page, Travis Kalanick, Jeff Bezos, Ken Layとして紹介しています。また、その「Brilliant Jerk」の悪い性質として注意すべき特徴を7つ、
- 特定な分野に優秀であるけどすべてに優秀ではない
- 彼らはとても厳しい親方気質
- 彼らの強力な性格は「とんでも野郎」に変えることも
- 彼らは危険にも予想がつかないことも
- 時々、嘘をつく
- 彼らの賢さは「知識」と「経験」のギャップを隠すことも
- 成功を達成するために倫理を妥協することも
すべてに当てはまるとは書いてはいませんが、先に「Brilliant Jerk」として具体的な人名を紹介している割に、過激な特徴です・・・。
そしてこの記事は、同じボードメンバーにアドバイスとして、こういう傾向が見られたら特に注意をしなさいと言う5つの条件を紹介しています。
- 検討の余地や他の代替案を受け付けない
- 「私の意見が気に入らないのであれば、クビにしてくれ」と後継者がいない状態で突発的に発言する
- 過剰な自信
- 従業員に対してリスペクトが欠けている
- ブラインドスポットに対して無頓着
- 情報共有をしない
- 自分のしたいようにしかしない
- 報酬をあげることに執着する
- ボードメンバーの入れ替わりが激しい
- ボードメンバーに影響力が強くなる
まだボードメンバーになったことがありませんが、この傾向がCEOにあらわになってきてかつ先に述べた特徴を持ち合わせてる人というのは本当に存在するのか気になります・・・。
最初に実名で列挙されていた方々というのは、一代で会社を世界でも有名な企業に仕立て上げた人たちが含まれています。彼らがこれらの特徴をもっておらず、独裁的なリーダーシップがなかったときに、これらの企業はここまで大きくなったのかが疑問に残ります。もちろん法や倫理というボーダーラインはありますが、そこを侵さない部分では「独裁的リーダーシップ」は賞賛すべきスキルの一部であると私は考えます。
この記事でも最後の方に「これらの特徴や傾向に気をつけならがらも、彼らの才能を潰してはならない」と書いていますが、その線引きが一番難しいのではないかと思います。それが法なのか?といわれるとそこについては言及していません。
スタートアップでは独裁的なリーダーシップはある程度必要な要素で、そこから大きな組織体に変わるときに適切にCorporate governanceの変遷を得られた企業が本当の意味で大きな会社になれるのだと、AmazonやGoogleを見て思います。
Finance Specialist としてできること
Finance teamというのはDecision Maker (意思決定者)に対して、「バイアスを持たせないがわかりやすい」、「早くも遅くもない適切なタイミング」データを渡すのが仕事の一部としてあります。会計というのは比較的明確なルールがありますから、独裁的リーダーがなんと言おうともデータがすべてを語ります。そういう意味でも、Decision Makerが適切な決断を助けるためにデータを提出するけども、そのデータは第三者的立場を維持すべきなのだと、この記事を読み改めて感じました。
コメント