21世紀で期待されるLeadership論

Leadershipキャリアアップ

こんにちはカナです!

先日、米国公認管理会計士のコースでリーダーシップを受講しました。

 

この記事を読むと

  • 米国公認管理会計士で期待されるLeadershipの定義がわかります
  • 定義されたLeadershipで必要な素養を知ることができます
  • 理想のLeadership像に対するプランを立てられるようになります。

それでは、よろしくお願いします!

 

Leadership

 

この記事では、IMA協会が主催した「リーダーシップ」のコースを受けたことを私の感想をふまえまとめています。

この「Leadership」のコースではIMAという米国公認管理会計士の資格を運営する、管理会計士たる素養リストのなかのLeadership論をベースにコースが組まれています。

一概に一般的なリーダーシップの定義にあてはまるものではないかもしれないということを最初にご承知おきください。

 

また、米国公認管理会計士たるものについてはこちらのページにフルレポートがありますので、興味があるかたは参照ください。

https://www.imanet.org/insights-and-trends/the-future-of-management-accounting/ima-management-accounting-competency-framework?ssopc=1

 

Leadershipとは

早速、本題に入るとともに、最初に質問です。

リーダーといった時に、最初に頭に浮かぶ人は誰ですか?

その思い浮かべた人はなぜLeaderだとあなたは思いましたか?

 

IMAでは、Leadershipの定義を下記のようにしています。

「The competencies required to collaborate with others and inspire teams to achieve organizational goals.」(周囲の人と協働し、チームを動かし、組織ゴールを達成するための素養として必要とされるもの。)

 

LeadershipとManagementの違い。

私は今まで違いを意識したことがなかったのですが、このコースでは下記のように分けていました。

Management

  • Is planning, directing, and controlling (計画、指揮し、管理する)
  • Provides predictability and order ( 予測可能性と命令を提供する)
  • Organizes and structures its processes (プロセスを整える)

 

Leadership

  • Promotes change and development (変化と発展を促す)
  • Envisions new directions and motivates others (新たな方向性を構想し、触発させる。)
  • Inspires commitment, loyalty, and involvement(やる気、忠誠心、かかわりを鼓舞する)

 

このコースでいうManagementはLeadershipよりも形式ありきで、変化を起こすよりも安定を求め、短期的な結果を望むスタイルとのこと。一方で、Leadershipは、新しい文化を起こすスタイルのこと。コースではManagementとLeadershipをバランスよく混ぜることを進めていました。

 

LEADERSHIP IN THE 21ST CENTURY 21世紀のリーダー

コースで紹介された21世紀のリーダーたるもの一部紹介します。

 Communicate electronically (電子的にコミュニケーションをとる)

 Creatively use technology (創造的にテクノロジーを使う)

 Influence behavior through motivation (やる気にさせて態度に影響を与える)

 Possess emotional stamina (感情的な忍耐強さを持つ)

 Possess “translation” skills (相手の意図を翻訳する能力がある)(日本人的スキル間を読む?)

 Possess vision (ビジョン、先見性をもつ)

 Understand and manage diversity (多様性を理解し、管理する)

 

軽いセルフチェック

 

I’m a “supervisory manager” best suited to lead and direct a stable group of traditional, fixed-schedule employees. 

I’m a “relationship manager,” best suited to lead and guide a flexible, constantly changing group of employees and contractors

 

I influence the behavior of other people through well-crafted procedures and communication techniques 

I influence the behavior of other people through sophisticated motivational skills

 

I’m able and willing to develop a stable, steady, and comfortable workplace 

I’m able and willing to thrive in a constantly changing, pressure-filled workplace

 

I’m most comfortable articulating goals and objectives 

I’m most comfortable articulating vision statements and vision strategies

 

While open to diversity at work, I encourage employees to fill their assigned work roles and leave personal backgrounds at home 

I seek ethnic and social diversity, and I can manage a diverse group of employees

 

他にも数個セルフチェック項目がありましたが、傾向としてはどこの国でも年代、世代による違いは同じなのだなという印象を受けました。

このコースでいう21世紀のリーダーシップというのは、デジタルに慣れていて、引っ張るよりも、一緒に走ってくれるようなコーチングタイプの人で、ルールや形式よりも個人にあわせてモチベーションを上げる人のようなことをいっています。

 

個人的な感想にはなりますが、これが「21世紀のリーダー」になるのでしょうか?21世紀だろうが20世紀だろうが、人それぞれ慕うリーダーは違うし(引っ張られたい人もいる)、そして、デジタル化が21世紀の象徴というのはどうなのだろう?と思いました。

これは、私世代は、デジタルが当たり前すぎてデジタルでそこまで違いがでないと感じるからということなのかちょっとわかりませんでした…。

ただ、全体的にこのコースが今の50代の携帯が思春期になかった世代が主な対象なのだろうなという印象はうけます。したがって50代にとっては、そうか今の20代をやる気にさせるには「デジタル化を理解せねば」や「頭ごなしに命令するではなく、並走しよう」ということが新しい概念であるのだろうなと思います。

 

リーダーがいる職場環境

リーダーがいる職場環境ではメンバー以下のような感情を抱く

  • People feel significant. (自己重要感を感じる)
  • People are part of the team. (仲間の一部だと感じる)
  • Learning and competence matter. (学びや素養が大切)
  • Work is exciting. (仕事は楽しい)

 

Competencies 素養のリスト

  1. Communication Skills
  2. Motivating and Inspiring Others
  3. Collaboration, Teamwork, andRelationship Management
  4. Change Management
  5. Conflict Management
  6. Negotiation
  7. Talent Management 

https://www.imanet.org/insights-and-trends/the-future-of-management-accounting/ima-management-accounting-competency-framework?ssopc=1

先にお伝えしたこちらのレポートで、どこまでできたらスキルがある、知識がある、制限がある知識だ、など5段階評価があるので、ぜひご参照ください!

振り返ってみたり、実際チームメンバーにこの評価を適用したりするのも役立つと思います。

これから伸ばすスキル

最後に、「すでにあって伸ばしたいと思うスキル」「少し欠けていて伸ばしたいスキル」を思い浮かべていただき、ぜひ21世紀で求められるスキルを開発していきましょう!

 

  • 伸ばしたいスキル
  • スキルを伸ばすためにすること
  • 伸ばすために障害となること
  • 伸ばすために援助になること
  • 上記をふまえ、どう行動計画をたてていくか

 

引用元: IMA 「Leadership Foundations for Management Accountants」コース

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