こんにちは!カナです。
国際協力に興味ある!
大学生の時は国際ボランティアに所属していたけど、卒業したら縁が遠くなってしまった・・・
社会起業はハードルが高い・・・
そんな方々は組織を利用した国際協力を考えますよね。
プランテーションや商社などの大規模な協力や、
組織自体が国際協力で、そのオフィス業務などは除く、
現場に近い機会を紹介します!
組織を利用した現場に近い国際協力
世の中にはたくさんの現場に近い国際協力を推奨する組織があります。
今日はそのなかでも、
青年海外協力隊、JICA専門家枠、国境なき医師団
をピックアップし、オススメ度を紹介します。
青年海外協力隊(オススメ度:☆)
OBOGが多いので、知名度は一番高いかと思います!
私自身も、参加予定でした。
でも、なぜ☆が1個なのか。
まず一つ目に、
これは青年海外協力隊あるあるなのですが、
受かって派遣先が決まっても、
途中で派遣先の案件がなくなることがあります。
これが何を意味しているかというと、
相手のニーズによる案件ではなく、
日本の国の持ち込みによる案件
ということです。
つまり、求められていないのに派遣されているケースがかなりあるんです。
これは、本当に皆さんのしたい「国際協力」でしょうか?
この背景には、
そもそも青年海外協力隊に国際協力の効果を意図していない
ということがあるのですが、
ここでは控えます。
2つ目は、
参加のリスクが高いからです。
ほとんどの場合、協力隊は在職参加はだめです。
だから、仕事を辞めて参加する。
そして、副業はダメです。
こういった状況で、今回コロナのなかでなにが起きたかというと、
仕事を辞めたのに参加できなかった人達や、
すでに参加していて、帰国した人達は副業がNGなので、
自分の足で立つのが大変だったんです。
ものすごいリスクだと思いませんか?
しかも、
ボランティアなので、
特定の業種では評価されますが、
ほとんどの会社にはキャリアとして評価してもらえません。
だから、協力隊をするのは、
- 換金性の高いスキルをもっている、独立起業できる、している等
- 若い
- 誰かに生計を立ててもらえる
- 特にそういうリスクとか気にしない
これに当てはある人だけに、
個人的にはオススメします。
そのほかの人は・・・やはり☆1です。
JICA専門家枠(オススメ度:☆☆☆☆☆)
専門家枠って意外と皆さん知らないのですが、
協力隊のプロフェッショナルなバージョンです。
ボランティアではなく、コンサルタントという「仕事」です。
私はこれを圧倒的にオススメします。
なぜならば、
- 現場に近くで働けるけど、自由度が高い
- キャリアとして成り立つ
- 金銭的、安全面等のリスクがない
- 家族帯同が可能
今回ご紹介した3つの選択肢では圧倒的に条件が良いです。
逆を言えば、
この三つのなかでは、
専門家になるのは難しいとは思います。
でも、
こちらの協力隊の記事でも紹介しましたが、
専門性がなくて、なんの協力をあなたはできるんですか?
にいきつきます。
で、専門性があるならば、
専門家を目指した方がよい。
国際協力の効果も出やすいし、相手からも感謝されます。
国境なき医師団(オススメ度:☆☆☆)
国境なき医師団というと、お医者さんしか参加できないイメージですが・・・
実は、
バックオフィス(経理、人事)、ロジ・サプライなど、医療系じゃないポジションもあるんです。
ミッションはシンプルに
「医療が届かないところに医療を届ける。」
「国と国の境目が医療の境目ではあってはいけない。」
です。
うえの二つの選択肢と比べると危なく、
紛争地帯、難民キャンプなども派遣先に含まれるので、
☆を少し減らしました。
しかし、協力隊よりは良い理由は、
・採用から派遣までの期間が短い(平均3ヶ月)
・ボランティアではなくスタッフのため、給料・昇級がある
・派遣期間が1ヶ月から1年と仕事を辞めない選択肢も可能
だからです。
国境なき医師団は、国連の組織でも、どこかの国に所属するわけでもないので、
中立にミッションを果たすため、現地の人からも評価が高いです。
ただ、国などの組織が後ろ盾にないので、
余るだけの援助は行えなく、
時には断らなくてはいけないという
心苦しさもあります。
さいごに
いかがでしたか?
私が勝手につけたオススメ度☆ですが、何を基準の価値観で判断しているかというと、
それは、
国際協力は自分の身を削って行うものではない。
ということを伝えたいからです。
自分の身を削って行う国際協力には継続性、持続性がないです。
自分自身が貧困になってしまったら、国際協力をし続けられるのでしょうか?
次は自分が助けられる側になるのでは、
一時的な援助であり、自己満足の慈善行為です。
今回、青年海外協力隊に参加して、これを身をもって経験したので、
より多くの人に伝えたいと思いました。
絶対に自分自身の自立は確保すべし。
皆さんのご活躍応援しています。
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