「やり抜く力」を発揮するためのプロセス

やり抜く力戦略

こんにちは!カナです。

2020年はいろんな人が自分の人生を改めて考えさせられた年だったのではないでしょうか。

人生で自分は何をするのか、何を人生に求めているのか・・・

 

今日のテーマはHBRのエピソードである「To Build Grit, Go Back to Basics」です。

ゲストは「The Grit Factor: Courage, Resilience, and Leadership in the Most Male-Dominated Organization in the World」の著者であり19歳という最年少で北米で一番高い6000mの山を登った、Shannon Huffman Polsonでした。

やり抜く力

what’s “grit”?

ゲストのgrit の定義は、

a dogged determination in the face of difficult circumstances

「厳しい状況と向き合ったときの揺るぎない決意のこと。」

 

困難があるときにどうするか

ゲストは当時アメリカでは女性のミリタリーは飛行機に乗れない時代でしたが、最終的には女性初のApache attack helicopterパイロットとなりました。その「女性は乗れない」という困難にどう向き合ったのかと聞かれると、

彼女は下記のようにいいました。

I think it’s really a focus on that end goal, and focus on what it is that your purpose is. And again, this goes back into the very first part of The Grit Factor, and the very first stages of the training, Going For Grit, is really focused on owning your own story, and then drilling down into core purpose. And when you’re focused on that core purpose, and I don’t mean just your why, I mean, going much, much deeper than that, when you’re focused on that core purpose, that you are going to succeed, that you are going to contribute in this meaningful way, that allows you to not focus on the obstacles nearly so much. And I do think it’s a choice on where you put your focus.

「Why power」なぜそれをするのかという言葉は良く聞きますが、ゲストは「Why」だけではなく、もっと深く深く底にある「自分を奮い立たせる何か」のことをいっているようです。

そして、その本質的な目的に注視すれば、障害はそこまで気にならなくなる。また、その自分を奮い立たせる何かというのは自分の生い立ちであるとか歴史に詰まっている、と。

その「本質的な目的」の探し方としてゲストは、「5why」つまりトヨタ式の「なぜなぜ分析」を紹介していました。

 

彼女の例え話で面白かった一つが、

it’s going back over your life and saying, hey, here’s the raw material that I was given. Now, what do I want that story to be? Because you get to choose. You get to either say, hey, I was a victim of this circumstance or this circumstance. Or hey, I was able to overcome this. I was able to push through this.

人それぞれ、人生の材料は与えられていて、それは自分次第でいかようにも調理できると。

 

コロナ

コロナのような大変な時期は、

  1. 自分自身を大切に扱う
  2. 楽観的に保つマインドセット

の二つを彼女は大切だといいます。

 

リアリスティックになりながらも、乗り越えられると信じること。

小さな小さな目標を一つ一つ乗り越えて、それを乗り越えたことを褒めて、自信をつけること。

 

今のような時期だからこそ、目の前の出来ること、できたこと、それを行動に移し、不安にならないことが大切だと改めて感じました。

私自身、7月あたりはとても辛くて正直それどころではなかったと思いますが・・・次回そういう時のための練習だったと認識したいと思います。

やりきることがすべてではない

私はやりきることがすべてではないと思います。逃げることも時に必要。プライド捨てて諦めることも時に必要。

やることよりも、やらないことを決めることの方が大事という言葉もあるように、とりあえず「やる」という事実には意味は何ももたなくなってきています。

だから彼女は、本当に自分自身のことを知らないとやり抜くことはできないと何度も伝えているようでした。

彼女の「grit」は、ただ「やって、完結させる」ことがやり抜くではなく、「どんな困難があっても、やり抜かなければ気が済まない」くらいの感覚だと理解しました。

どれをやり抜くかは見極めは、個人の自由であり個人の責任で、それが一人一人の人生を違うものとして面白くする。

 

彼女の本はAmazonで5-Starなのでおすすめします!「The Grit Factor: Courage, Resilience, and Leadership in the Most Male-Dominated Organization in the World

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