外資系就職のメリットとデメリット:キャリア選択のポイント

キャリアアップ

こんにちは!カナです。

 

この記事では、

外資系に転職・就職を考えてる人に参考になればと思い、

外資系のメリットとデメリットを書きます!

 

この記事を読むと、

  • 外資系を望んでいるか
  • 外資系が合っているか
  • キャリアプランに則しているか

などがわかります。

経歴

私自身の経歴を一度さらっとご説明すると、

高校生の時に、国家公務員の税務職と大学に両方受かり、大学を休学した上で、高卒で税務職員として2年働きました。

 

2年働いて退職し大学に復学し、

その後、皆さんとおなじく大学3,4年生で就職活動をしました。(なぜ高卒で働いたか、なぜ退職したかの背景は省略します)

 

国家公務員の経験から、

ゴリゴリの日系の会社は合わない、そして、帰国子女や留学経験があったこともあり語学を使いたいと思い、4年生大学卒業の後は外資系をメインに就職活動をしました。

すこしプラスアルファを話すと、高卒で一度働いているので純粋な新卒では就活はできませんでした。企業によっては、「正社員として働いた経験が無い人を新卒として扱います」と注意書き書いてるところもありました。とくに日系企業ではそのような表記があったと記憶にあります。

 

話を戻すと、

大学卒業後は外資系メーカーに勤め、

その後は数度、転職をしつつも基本は外資系に勤め続けてきました。

 

国家公務員に勤め、GAFAにも勤めた両極端の人間はなかなかいないのではないかなと思います。

 

メリット

ここでは、外資系就職のメリットを主に4つ(年収、専門性、コミュニケーション、時間)を上げさせていただきます。

年収

外資系は成長してる企業が多いですし、基本は能力がある人に給料を出すというスタンスなので、

成果を出し続ける、もしくは、恒常的に転職活動をする人は、年収が上がりやすいです。

 

ただ、年功序列はありません。

 

勤続年数で年収も決まらないので、

若手はやる気が年収で返ってくるのがゲームのようで楽しいと思います。

 

専門性

日本の新卒一括採用、所属部署は人事が勝手に決め、ジョブローテーションさせて社内でのつながりを強くしていくという観点は全くないので、一つのポジションで専門性を築きやすいです。

専門性を築けると、「会社の看板を背負った上での自分の価値」ではないので、自分に自信を持ちやすいです。

 

会社がいきなり潰れる、いきなり早期退職斡旋をしたときに、

「自分は会社の看板以外に一体何をもっているのだろう?」とさまようことがないでしょう。

 

そして、いつか独立を・・・と考えてる人も独立しやすいです。

 

コミュニケーション

飲み会事情は国家公務員と比較したときに、本当に楽でした。

 

日本にはCOVID前は「飲みにケーション」という言葉があったように、

業務外でコミュニケーションをとれる人、上司を持ち上げられる人が気に入られ、出世しやすかったです。(たばこ部屋コミュニケーションの輪も同じ類かと・・・)

 

外資系はいい意味でも悪い意味では本当に個人主義です。

飲み会が本当に少ない。

 

敢えて社内でコミュニケーションを取りましょうというときは、「ランチミーティング」という、お昼を一緒に食べるスタイルが圧倒的に多いです。

 

自由さ

外資系は成果主義なので、

「仕事が終われば、自分でスケジュール管理ができるならば、定時で帰っていい」です。

もっといえばフレックスでお昼に上がるもあり・・・です。

 

国家公務員の経験との比較ですが、

国家公務員は自分が終わっても、「一緒に残る」ことに意義があるようでした。

 

しかも、「予算」が決まってるので、残業を強制されていたとしても残業代はでない・・・

 

一方で、特にアメリカ系外資はコンプライアンスに忠実なので、しっかりと残業代は払われます

ただし、「残業はコスト」なので、「残業はコストだからするな」が基本で、

残業をして年収を上げようとする人からすると厳しいでしょう。

最悪の場合、残業をし続けると能力が無い人とも見られる可能性もあるので、注意が必要です。

 

また、服装についても成果主義の視点の一環でなにもいわれません。

特に内勤、事務系で外部の人と合わないポジションであれば、周囲を不快にさせない限り言われないです。

 

GAFAに勤めていたときは、短パン、サンダル、TATOO、金髪なんて普通でした。

当然彼らは成果を出すからなのですが・・・

 

 

以上が、私の考えるメリットです。

 

デメリット

ここでは、外資系就職のデメリットを3つ(語学力、経験、人材育成)あげます

求められる語学力

国家公務員の経験から、外国語が使いたくて外資系を志望した側面もあるのですが、

外資系はかなりの確率で、運営はローカライズされているので、オフィスは、当然ですが、日本人が多く、日常は日本語が主です。

 

会議に駐在などの日本語ができない方がいたら英語になったり、本社の人とやりとりする場合は英語になりますが、普段の業務は日本語です。

 

日本支社の規模が大きければ大きいほどその傾向は強いと思います。なぜならば大きければ現地で日本人を採用しなくてはならないからです・・・。

 

外資系に憧れるけど、英語はちょっと自信が無いという方は、もしかしたら逆に朗報かもしれません。

TOEIC800点くらい適当にとっておけば余裕で生きていけると思います。

 

お金で買えない経験

私がある意味一番後悔してることの一つですが・・・

外資系では、若手の海外転勤がほぼないです。

 

よく考えたら当然なんですが・・・

在外本社の社員は日本など海外に駐在させて経験を積んでほしいと思うけど、日本などの他国の支社の人間に海外転勤で経験を積ませようと思うのは、その支社でそれなりに役職についた人のみです。

私は20代で海外駐在をしたいなと思っていたので、これは選択を本当に間違ったと思います。

 

一方で、商社、銀行、日本の大手メーカーなどは20代で海外転勤を経験させるところが多いです。

 

経験は、お金を払っても経験できないものも多くあります。その一つが海外駐在だと思います。

 

外国語を使いたい、海外転勤を考えてるという人は外資系よりも新卒ではドメスティックの方がいいと思います。

 

外資系は、役職に就きかつ2~3年勤続して信頼を得た人しかいけることはないので、自分のライフプランとの兼ね合いや価値観をぜひ考えてみてください。

 

私は女性で20代に海外転勤をできなかったら、ライフプラン的にあとは子育てが一度終わった頃くらいしか無くて、本当に計画を誤ったと思います。

新卒のカードを使えるときに知りたかったです!

特に、個人的なことですが、一度国家公務員を2年で辞めていたので、次は5年働くぞ!と決意していたのもあり、本当に海外転勤のタイミングは完全に逃しました。

 

人材育成

外資系はほぼ人を育てないです・・・

 

会社の規模や歴史にもよりますが、ほとんどが育てないです。

「自分で自分の能力は開発していく」という自己責任が強い文化ですし、

新卒よりも中途が多いケースが多いので、教育をしようという考えが無い人が多いです。

 

また、会社全体が新卒を大切に育ていく価値観ではないので、当然MBA留学で会社が費用を出してくれるなんてこもありませんし、留学、修士課程のための休職なんてものもないことがほとんどです。

 

これも、外資系でちょっと後悔したことです。

日系はとっても大切に人を育てますから、社員にそういう投資をしてくれる点が外資系で20代を働いてから気づいたことでした。

 

外資系が合う人・合わない人

以上、メリット・デメリットをお伝えして最後に合う人合わない人を個人的な視点で書きます。

 

外資系が合う人は

  • 挑戦し続けたい人
  • 個人主義
  • スペシャリストになりたい人
  • 時間や趣味嗜好を自由にしたい人
  • オンオフを切り替えたい人

 

外資系が合わない人は

  • 自発的に勉強できない人
  • 安定を望む人
  • 人とのつながりをとっても大切にする人

 

もちろん、ドメスティックにも外資系っぽい人はいますし、外資系にもドメスティックっぽい人もいますが、結構な確率で居心地が悪くなって出て行くのではないかなと思います。

私が国家公務員を辞めたのも同じです。

 

外資系に転職、外資系に新卒就活を考えてる人の参考になればうれしいです。

 

また、外資系といいつつも、アメリカ系外資とヨーロッパ系外資の違いもあります。下記を参照ください。

アメリカ系外資と、ヨーロッパ系外資で働いた感想
外資といえばアメリカ!のイメージが強い日本ですが、アメリカ系外資、ヨーロッパ系外資、中国系外資、たくさんありますよね。私がアメリカ系外資とヨーロッパ系外資に勤めて違いを分析してみました。

 

 

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