高い監査のコストをコントロールする方法

監査法人のコストアカウンティング

こんにちは!カナです。

 

先日ちょうど監査法人の契約更新の時期で、監査法人のコストを下げるTipsが記載されていた記事「LOWER THE COSTS OF YOUR EXTERNAL AUDIT」を紹介します。

監査法人のコスト

監査法人のコスト

年度のレビューで監査法人の方と話した際にちょうどネゴがありました。時間を減らすから、時間あたりの価格はあげてください、でもトータルは減りますからと・・・。

日本の監査費用のレポートは下のレポートからみることが出来ます。
2020 年版 上場企業 監査人・監査報酬 実態調査報告書

 

自社がコスト管理できる領域

自社が監査費用を下げる為にはなにができるか。監査費用は時間あたりでチャージされます。時間あたり単価は下げることはほぼほぼできないので、「監査に掛かる時間を減らすこと」が唯一、自社でコントロールできることです。

では、時間を減らすために出来ることとは、なるべく監査がスムーズにできるようにこちらも動くこと。

記事でポイントを紹介していますので引用します♪

  •  効率的な監査を進めるにあたって
  • 監査の計画を優先する
  • 担当監査とリスクについてコミュニケーションをする
  • 事前に準備できる情報がなにがあるか監査法人に確認する 等々

監査法人がチェックするポイントを知る

監査法人が優先してみるポイントは以下の3つがあります。

  • 重大性(materiality)
  • 売上(revenue)
  • 棚卸資産(inventory)

変化が大きければ監査は注目するし(重要性)、売上と棚卸資産は一番典型的な不正が起きやすい項目なので、そこのポイントを事前に把握して資料を準備することが、最優先として自社でできることですね。

 

効果的なコミュニケーションをする

  • 共通理解を言語化してはっきりさせる
  • 事前に準備する情報の範囲と目的の背景を共有する
  • 監査とのコミュニケーションにおいて建設的でポジティブになる
  • 監査の最中は曖昧さを無くし、文書化され確認された事実を報告する 等々

テレワークになるとやはりコミュニケーションで曖昧さは危険なのでより気をつけたいと思います。

最後に

インターナショナルな会社だとやはりグローバル対応しているBig4しか選択肢がないみたいで、価格交渉では弱い立場になってしまいますよね。

ニュースでもよく企業の不正が見えるので、高い報酬を払って監査法人に監査してもらう意味・・・って思ってしまいますが、今の世の中のルールはそうなっているのでしょうが無い。

では自社でどうするか。もちろん社内に内部統制の文化を浸透させることは勿論、自分たちもすぐに資料を準備できることが必要だと、改めて感じました。

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