こんにちは!カナです。
先日、「THE THREE E’S OF STRATEGIC FINANCE PROS」という記事を読み、自分へのリマインドも含め企業におけるお金の専門家としての位置づけを書き留めます。
お金の専門家として大切な要素
お金の専門家として大切な3つの要素 – Three Es
「THE THREE E’S OF STRATEGIC FINANCE PROS」の記事の中で、「企業の成功を援助するためには管理会計士はEducatorであり、Evaluatorであり、Executor である必要がある。」と頭文字をとって3つのEを紹介しています。
これらの3つのEの要素の内容は、
Educator
- コミュニケーションを密に取り、相手に理解されていること
- 過不足のなく求められている情報にフォーカスすること
- 積極的にフィードバックをすること・・・等々
Evaluator
- タイムリーであること
- バイアスをもたないこと
- 提案等にオープンであること・・・等々
Execution
- 計画、計画、計画。スピードは戦略において強みである
- 成功を分かち合う
- ゴルフチームではなく、バスケットボールチームのように振る舞え・・・等々
省いている項目もあるので、詳しくは原文を読んでくださいね。
企業の中のお金の専門家として
先に紹介した記事の中で繰り返し出てくるコンセプトが、「積極的に人と関われ」、「タイムリーにデータを提示しろ」、でも「偏ったバイアスは意図するな」です。
私も大いに賛成です。(賛成をするからここが強調されているように感じているのかもしれませんが・・・)
企業内でのファイナンスの他部署からのイメージというのは、比較的、、現場のことを何もわからずに一方的に「経費削減しろ!」というような部署の人たちというイメージがもたれたり、怖がられたりしがちです・・・。避けられがちであることを理解していたので、私は企業内でファイナンスとして働くときに積極的に直接コミュニケーションを取りに行くことを心がけていました。
分析は目の前の数字をどう料理するかのですが、分析をする前に集める数字はどうしても他部署の協力がないとできません。改善するにも他部署の協力無しにできることはありません。数字ばかり見ていると現場で何が起きているかわからなくなり机上の空論になってしまいがちです。
しかし昨今は、管理部門はテレワーク、テレワークとなりなかなか現場に行けない、そして出張することも推奨されないケースが多いのかなと思います。どんどん現場と管理の分断が進む中、これからはどう密にコミュニケーションを取り協力していくのかが課題になるのでしょう。
最後に
私の個人の心がけになってしまいますが、「心のない数字屋さんにはならない。プロフェッショナルとして客観的に数字を使うという線引きを持ちつつも、現場と協力して全体最適を図る」が企業内のお金の専門家としてのポリシーです。そうなると、やはり自分の専門性だけでは足りなくて、相手のことを学び、相手と会話をしつつ、全体像を見なくてはならない。生涯勉強です・・・。
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